僕らのスクールライフ 2
悩んだ末、テーマは球技大会(?)になりました。
グリレ要素強めです。
シゲサトメイン話は次回の転校生編で書きたいと思いますのでしばしお待ちを。
↓注意事項↓
※オリキャラ出てきます。しかも人として最低なキャラです。
※前よりもシリアスで、ちゃんと名前で出てくる人数は少ないです。
※無駄にNAGEEEEE
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
グリレ要素強めです。
シゲサトメイン話は次回の転校生編で書きたいと思いますのでしばしお待ちを。
↓注意事項↓
※オリキャラ出てきます。しかも人として最低なキャラです。
※前よりもシリアスで、ちゃんと名前で出てくる人数は少ないです。
※無駄にNAGEEEEE
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「レッド、回すぞ!」
「OK!来い!」
言葉と同時にグリーンがボールをレッドに向かってパスする。それをしっかりと受け取ったレッドは、寸分の違いも無く、ゴールリングにボールをシュートした。
ボールが床に落ちる音が響いた後、ピーッという審判のホイッスルと共に、体育館中が歓声に包まれた。
「さすがですね、レッド先輩!」
タオルを渡してくれたヒカリに、レッドは笑って礼を言った。
「いやーそれにしても、選手不足でどうなるかと思ったけど、レッド君がいて助かったわ」
クラス委員がしみじみと言う。そう、レッドは本来球技大会でバスケット班ではないのだが、選手が今朝急に熱中症で病院行きになったため、代役として出ることになったのだ。
「じゃ、俺サッカーのほうに行くから!」
「頑張れよ」
グリーンの励ましに手を振って答えて、レッドはもともとの参加種目であるサッカーの試合に出るために、グラウンドへ向かおうとする。だが体育館を出て行くときに、クラス委員に呼び止められた。
「これ、さっき審判をやってくれてるOBの人達が持って来てくれた差し入れなの。よかったら貰っていって?」
そう言いながら手渡されたスポーツドリンク(ご丁寧に「レッド」と名前が書いてある。おそらくチーム内で区別するためだろうが)を片手に、今度こそレッドは体育館の外に出て行った。
その後ろ姿を見つめる者がいることに気付かずに。
サッカーの試合も、レッドとサトシの活躍により、難なく二回戦への進出を決めた。
「お疲れ様です」
コートを出ると、補欠に回っていたシゲルに労いの言葉をかけられた。
「ありがとう。・・・でもシゲル、お前運動神経いいくせに、面倒臭がって補欠になったな?」
「そんなことありませんよ、実力を考慮した上での判断です」
さらりとシゲルにかわされて、レッドは苦笑した。
「嘘付けっ、お前俺とあんまりタイム変わらないくせに!」
すかさずサトシが食って掛かる。だがシゲルに頭の上からタオルを被せて汗を拭われて、それ以上反論するタイミングを無くしてしまったようだった。
そんな二人を見て「あてられてるなぁ・・・」とレッドは思った。そんなレッドに気付いてか、赤くなったサトシはシゲルの手を振り払ってレッドに駆け寄ってきた。
「レ、レッド先輩、さっきはありがとうございました!!」
「あはは、いいよお礼なんて!半分はサトシの実力だろ?よく頑張ったな」
レッドに褒められて、サトシは更に顔を赤くする。後ろでシゲルがむっとなるのが見えたので、不穏な空気にならないうちに立ち去ろうかと思った瞬間、レッドは軽い眩暈を感じてよろめいた。
「・・・・・っつ・・・」
「先輩!?どうしたんですか!?」
「医務室に行きますか?!」
普通じゃないレッドの様子に気付いたのか、さっきまで不機嫌だったシゲルも心配そうに走ってきた。
そういうところはあいつと違って可愛いよなぁ、と以外に余裕な思考でレッドは思い、たいしたことじゃないと手を横に振ってアピールした。
「大丈夫だよ、ちょっとクラッときただけだから。多分軽い熱中症だろうし、一応医務室に行って冷やしてもらってくる。後は頼むな!」
はい!と頼もしい返事をしてくれた後輩を背に、レッドは医務室に向かった。
「・・・しっかし、暑いなー・・・」
医務室に繋がる中庭は、たむろしていた生徒達がテニスやらバレーやらの試合の応援に行ったために、酷く閑散としていた。
そのためさっきからレッドは一人で歩いているのだが、どうにも身体が重くて、歩くのが辛い。
「あ、やば・・・・」
ゆっくりと歩いていたが、砂利につまずいて身体が傾いてしまった。
地面にぶつかる、と覚悟して目を瞑ったが、予想に反して一行に倒れる気配は無い。
「大丈夫かい?」
倒れなかったのは、見知らぬ男性が手を掴んで止めてくれていたからだった。レッドはありがとうございます、と言おうとしたのだが、先程より身体が自由にならず、声を発するのも酷く億劫な状態になっていた。
「ああ、礼なんていいんだよ。口を開くのが辛いのは分かってるから」
え?とレッドが疑問に思う前に、男は自分から話し始めた。
「身体が重いだろう?それは熱中症なんかじゃなくてね、君が飲んだスポーツ飲料のせいなんだ。僕があの飲料に誰の分なのか分かるように名前を書いて、君の分に身体を麻痺させる薬を入れたんだよ」
混乱して上手く働かない脳で、レッドは「どうして」と男に訴えかけた。
「前の球技大会で君を見てから、ずっと君のことが好きだったんだ」
だから自分の物にしようと思ってね。そう言うと男はレッドを地面に寝かせ、その上に跨った。
「ーーーーっ!!!」
今までに無い恐怖に、レッドは身動きする事が出来ない。段々と近付いてくる男の顔を見たくなくて、瞳をぎゅっと閉じた。瞳の端からは色んな感情が溢れた涙が零れ落ちる。
『・・・・・・助けて、グリーン・・・!!』
「そこまでだ!!!」
耳に届いた声に、レッドは安堵の溜め息と、微笑を漏らした。
「グリーン・・・!」
声のした方を見れば、大きく肩で息をしているグリーンがいて、その後ろからサトシとシゲルが走ってやってくるところだった。そのままグリーンはレッドに覆い被さっていた男を蹴り飛ばして(当たり所が良かったのか、男は地面に転がって悶絶した)レッドを抱き締めた。
「グリーン、どうしてここに・・・」
「さっき体育館でお前を見てる奴がいたから気になって、あの後お前を追ったんだ。そうしたらサトシ達がお前が一人で医務室に向かったって言うから、慌ててここに・・・」
間に合ってよかった、とグリーンは抱き締める力を強くする。一歩離れたところでサトシ達も無事で良かったと心から安堵しているようだった。
「・・・うん。ありがとう・・」
暖かい体温に包まれて、レッドは恐怖ではない涙が頬を伝うのを感じた。
一方、後にサトシとシゲルによって人知れず校舎裏に放置された男は。
「あら、あなた?レッドに手を出したっていう愚かな不届き者は」
「いや、あれは未遂・・・「問答無用ですv」
「私達の仲間に手を出したらどうなるか、よぉぉぉっっく、理解しといてもらわないとねー?」
「覚悟しろよ!」
「ちょ、やめ・・・ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
仲間思いの彼等によって、ある意味死よりも恐ろしい目にあっていたのだった・・・。
「OK!来い!」
言葉と同時にグリーンがボールをレッドに向かってパスする。それをしっかりと受け取ったレッドは、寸分の違いも無く、ゴールリングにボールをシュートした。
ボールが床に落ちる音が響いた後、ピーッという審判のホイッスルと共に、体育館中が歓声に包まれた。
「さすがですね、レッド先輩!」
タオルを渡してくれたヒカリに、レッドは笑って礼を言った。
「いやーそれにしても、選手不足でどうなるかと思ったけど、レッド君がいて助かったわ」
クラス委員がしみじみと言う。そう、レッドは本来球技大会でバスケット班ではないのだが、選手が今朝急に熱中症で病院行きになったため、代役として出ることになったのだ。
「じゃ、俺サッカーのほうに行くから!」
「頑張れよ」
グリーンの励ましに手を振って答えて、レッドはもともとの参加種目であるサッカーの試合に出るために、グラウンドへ向かおうとする。だが体育館を出て行くときに、クラス委員に呼び止められた。
「これ、さっき審判をやってくれてるOBの人達が持って来てくれた差し入れなの。よかったら貰っていって?」
そう言いながら手渡されたスポーツドリンク(ご丁寧に「レッド」と名前が書いてある。おそらくチーム内で区別するためだろうが)を片手に、今度こそレッドは体育館の外に出て行った。
その後ろ姿を見つめる者がいることに気付かずに。
サッカーの試合も、レッドとサトシの活躍により、難なく二回戦への進出を決めた。
「お疲れ様です」
コートを出ると、補欠に回っていたシゲルに労いの言葉をかけられた。
「ありがとう。・・・でもシゲル、お前運動神経いいくせに、面倒臭がって補欠になったな?」
「そんなことありませんよ、実力を考慮した上での判断です」
さらりとシゲルにかわされて、レッドは苦笑した。
「嘘付けっ、お前俺とあんまりタイム変わらないくせに!」
すかさずサトシが食って掛かる。だがシゲルに頭の上からタオルを被せて汗を拭われて、それ以上反論するタイミングを無くしてしまったようだった。
そんな二人を見て「あてられてるなぁ・・・」とレッドは思った。そんなレッドに気付いてか、赤くなったサトシはシゲルの手を振り払ってレッドに駆け寄ってきた。
「レ、レッド先輩、さっきはありがとうございました!!」
「あはは、いいよお礼なんて!半分はサトシの実力だろ?よく頑張ったな」
レッドに褒められて、サトシは更に顔を赤くする。後ろでシゲルがむっとなるのが見えたので、不穏な空気にならないうちに立ち去ろうかと思った瞬間、レッドは軽い眩暈を感じてよろめいた。
「・・・・・っつ・・・」
「先輩!?どうしたんですか!?」
「医務室に行きますか?!」
普通じゃないレッドの様子に気付いたのか、さっきまで不機嫌だったシゲルも心配そうに走ってきた。
そういうところはあいつと違って可愛いよなぁ、と以外に余裕な思考でレッドは思い、たいしたことじゃないと手を横に振ってアピールした。
「大丈夫だよ、ちょっとクラッときただけだから。多分軽い熱中症だろうし、一応医務室に行って冷やしてもらってくる。後は頼むな!」
はい!と頼もしい返事をしてくれた後輩を背に、レッドは医務室に向かった。
「・・・しっかし、暑いなー・・・」
医務室に繋がる中庭は、たむろしていた生徒達がテニスやらバレーやらの試合の応援に行ったために、酷く閑散としていた。
そのためさっきからレッドは一人で歩いているのだが、どうにも身体が重くて、歩くのが辛い。
「あ、やば・・・・」
ゆっくりと歩いていたが、砂利につまずいて身体が傾いてしまった。
地面にぶつかる、と覚悟して目を瞑ったが、予想に反して一行に倒れる気配は無い。
「大丈夫かい?」
倒れなかったのは、見知らぬ男性が手を掴んで止めてくれていたからだった。レッドはありがとうございます、と言おうとしたのだが、先程より身体が自由にならず、声を発するのも酷く億劫な状態になっていた。
「ああ、礼なんていいんだよ。口を開くのが辛いのは分かってるから」
え?とレッドが疑問に思う前に、男は自分から話し始めた。
「身体が重いだろう?それは熱中症なんかじゃなくてね、君が飲んだスポーツ飲料のせいなんだ。僕があの飲料に誰の分なのか分かるように名前を書いて、君の分に身体を麻痺させる薬を入れたんだよ」
混乱して上手く働かない脳で、レッドは「どうして」と男に訴えかけた。
「前の球技大会で君を見てから、ずっと君のことが好きだったんだ」
だから自分の物にしようと思ってね。そう言うと男はレッドを地面に寝かせ、その上に跨った。
「ーーーーっ!!!」
今までに無い恐怖に、レッドは身動きする事が出来ない。段々と近付いてくる男の顔を見たくなくて、瞳をぎゅっと閉じた。瞳の端からは色んな感情が溢れた涙が零れ落ちる。
『・・・・・・助けて、グリーン・・・!!』
「そこまでだ!!!」
耳に届いた声に、レッドは安堵の溜め息と、微笑を漏らした。
「グリーン・・・!」
声のした方を見れば、大きく肩で息をしているグリーンがいて、その後ろからサトシとシゲルが走ってやってくるところだった。そのままグリーンはレッドに覆い被さっていた男を蹴り飛ばして(当たり所が良かったのか、男は地面に転がって悶絶した)レッドを抱き締めた。
「グリーン、どうしてここに・・・」
「さっき体育館でお前を見てる奴がいたから気になって、あの後お前を追ったんだ。そうしたらサトシ達がお前が一人で医務室に向かったって言うから、慌ててここに・・・」
間に合ってよかった、とグリーンは抱き締める力を強くする。一歩離れたところでサトシ達も無事で良かったと心から安堵しているようだった。
「・・・うん。ありがとう・・」
暖かい体温に包まれて、レッドは恐怖ではない涙が頬を伝うのを感じた。
一方、後にサトシとシゲルによって人知れず校舎裏に放置された男は。
「あら、あなた?レッドに手を出したっていう愚かな不届き者は」
「いや、あれは未遂・・・「問答無用ですv」
「私達の仲間に手を出したらどうなるか、よぉぉぉっっく、理解しといてもらわないとねー?」
「覚悟しろよ!」
「ちょ、やめ・・・ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
仲間思いの彼等によって、ある意味死よりも恐ろしい目にあっていたのだった・・・。
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