きみの特権、わたしの特権
アクア視点の話。
なんかアクアが多少ネガティブで、ちょっとキャラ違う感じになってしまいました。
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なんかアクアが多少ネガティブで、ちょっとキャラ違う感じになってしまいました。
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わたし、アクア。
突然だけど、今とーっても、不機嫌です。
「なぁなぁファイア、タマムシにアクアと出かけるんだろ?オレも一緒に行っていいか?」
「・・・・・うん」
「よっしゃ〜!じゃ、早速行こうぜ!!」
それもこれも、今わたしの前で浮かれた顔してる、この幼馴染みのせいよ!!!
「うへ〜、やっぱタマムシは人多いなぁ。はぐれねーようにしねーとな、ファイア!」
「わっ・・・いきなり手を握るな!」
「ちょっと!ファイア嫌がってるじゃない!!手離しなさいよリーフ!!!」
「うるせーなー、アクア。ファイアは照れてるだけだよなー?」
「違うっ!!」
「そんな真っ赤な顔で言われてもなー?」
「あーもー!いいからファイアに近づかないでよー!!」
だからリーフが同行するのはイヤだったのよ!今日はもともとファイアと二人で出かけるつもりだったのに、ファイアがOKするから―――・・・
・・・そう、ファイアは、リーフが一緒なのがイヤじゃないから。
そう考えて、わたしの足は止まってしまった。
ファイアは、人見知りする彼にしては珍しく、リーフを好いている。リーフ自身はあんまり懐かれてないって思ってるみたいだけど、ずっと一緒にいたわたしには分かる。
ファイアはリーフが好きだ。
・・・わたしよりも?
わたしよりリーフといたほうが、楽しい?
ファイアはもうわたしじゃなく、リーフに、<隣を歩く>という特権をあげちゃったの・・・?
・・・・・ダメだ!こんな暗くなっちゃ!!
頭をぶんぶんと振って気持ちを切り替える。わたしが人ごみの中で立ち止まっちゃったから、前の二人とははぐれてしまったみたいだった。
「もー、待っててくれればいいのにー・・・」
少し悔しかったけど、行き先は分かってるから大丈夫。ファイアをリーフと二人だけにしたくないから、わたしも急いで後を追うことにした。
したんだけど。
「なーお嬢ちゃん、オレ達と遊びにいかねー?」
実行は、出来ませんでした。
っていうか、今時お嬢ちゃんって!!ナンパって!!!ダサすぎて相手にしてられないわ!
「・・・悪いけど、先を急ぐので、失礼しまーす」
こんな人達スルーして、さっさと行くに限る―――・・・と思ったけど、甘かった。
「待てよ!!」
という声と共に腕を掴まれて、
「っきゃあ!!!」
見事に転んでしまった。しかも運の悪いことに足をひねっちゃったみたいで、立ち上がることさえ出来ない。
「・・・・うー・・」
なんだか自分が情けなくて、ちょっと涙が滲んできた。そのときだった。
「ピカチュウ、雷!!」
「ピッカァ!!!!」
「ぎゃあぁぁぁぁ!?!」
掛け声と共に、とびっきりの雷がナンパ男達に炸裂した。
「アクア、ケガないか!?」
「え・・・えっと、足首を・・・」
助けに来てくれた。ファイアと・・・リーフも。(リーフはまだ反撃しようとする男達にとどめを加えているらしい。)
「じゃあ背負ってくから、乗って」
「え!?いいよわたし、重いし・・・!」
焦って手を横に振る。そんなわたしを見て、ファイアがくすりと微笑んだ。
「アクアは充分軽いよ。ほら、行こう?」
その笑顔に見惚れてるうちに、さっさと背中に背負われてしまった。
恥ずかしいけど・・・でも、凄く、嬉しい。
小さいときも、わたしが歩けないときは背負って歩いてくれた。わたしだけにしかしないことだから、いつも足が痛くても、嬉しくて楽しかったのを覚えている。
今でもその思いは、変わらない。
「おいアクア、お前に声掛ける程の物好きがこの世にいたなんてな〜。しかもファイアにおんぶされて」
「うっさいわね!」
リーフがからかうように声を掛けてきたけど、わたしはもう、大して気にならなかった。
ファイアにおんぶされる、この特権は、一生わたしだけのものだから。
突然だけど、今とーっても、不機嫌です。
「なぁなぁファイア、タマムシにアクアと出かけるんだろ?オレも一緒に行っていいか?」
「・・・・・うん」
「よっしゃ〜!じゃ、早速行こうぜ!!」
それもこれも、今わたしの前で浮かれた顔してる、この幼馴染みのせいよ!!!
「うへ〜、やっぱタマムシは人多いなぁ。はぐれねーようにしねーとな、ファイア!」
「わっ・・・いきなり手を握るな!」
「ちょっと!ファイア嫌がってるじゃない!!手離しなさいよリーフ!!!」
「うるせーなー、アクア。ファイアは照れてるだけだよなー?」
「違うっ!!」
「そんな真っ赤な顔で言われてもなー?」
「あーもー!いいからファイアに近づかないでよー!!」
だからリーフが同行するのはイヤだったのよ!今日はもともとファイアと二人で出かけるつもりだったのに、ファイアがOKするから―――・・・
・・・そう、ファイアは、リーフが一緒なのがイヤじゃないから。
そう考えて、わたしの足は止まってしまった。
ファイアは、人見知りする彼にしては珍しく、リーフを好いている。リーフ自身はあんまり懐かれてないって思ってるみたいだけど、ずっと一緒にいたわたしには分かる。
ファイアはリーフが好きだ。
・・・わたしよりも?
わたしよりリーフといたほうが、楽しい?
ファイアはもうわたしじゃなく、リーフに、<隣を歩く>という特権をあげちゃったの・・・?
・・・・・ダメだ!こんな暗くなっちゃ!!
頭をぶんぶんと振って気持ちを切り替える。わたしが人ごみの中で立ち止まっちゃったから、前の二人とははぐれてしまったみたいだった。
「もー、待っててくれればいいのにー・・・」
少し悔しかったけど、行き先は分かってるから大丈夫。ファイアをリーフと二人だけにしたくないから、わたしも急いで後を追うことにした。
したんだけど。
「なーお嬢ちゃん、オレ達と遊びにいかねー?」
実行は、出来ませんでした。
っていうか、今時お嬢ちゃんって!!ナンパって!!!ダサすぎて相手にしてられないわ!
「・・・悪いけど、先を急ぐので、失礼しまーす」
こんな人達スルーして、さっさと行くに限る―――・・・と思ったけど、甘かった。
「待てよ!!」
という声と共に腕を掴まれて、
「っきゃあ!!!」
見事に転んでしまった。しかも運の悪いことに足をひねっちゃったみたいで、立ち上がることさえ出来ない。
「・・・・うー・・」
なんだか自分が情けなくて、ちょっと涙が滲んできた。そのときだった。
「ピカチュウ、雷!!」
「ピッカァ!!!!」
「ぎゃあぁぁぁぁ!?!」
掛け声と共に、とびっきりの雷がナンパ男達に炸裂した。
「アクア、ケガないか!?」
「え・・・えっと、足首を・・・」
助けに来てくれた。ファイアと・・・リーフも。(リーフはまだ反撃しようとする男達にとどめを加えているらしい。)
「じゃあ背負ってくから、乗って」
「え!?いいよわたし、重いし・・・!」
焦って手を横に振る。そんなわたしを見て、ファイアがくすりと微笑んだ。
「アクアは充分軽いよ。ほら、行こう?」
その笑顔に見惚れてるうちに、さっさと背中に背負われてしまった。
恥ずかしいけど・・・でも、凄く、嬉しい。
小さいときも、わたしが歩けないときは背負って歩いてくれた。わたしだけにしかしないことだから、いつも足が痛くても、嬉しくて楽しかったのを覚えている。
今でもその思いは、変わらない。
「おいアクア、お前に声掛ける程の物好きがこの世にいたなんてな〜。しかもファイアにおんぶされて」
「うっさいわね!」
リーフがからかうように声を掛けてきたけど、わたしはもう、大して気にならなかった。
ファイアにおんぶされる、この特権は、一生わたしだけのものだから。
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