さくや
日々の出来事や感想、絵や小説(二次創作) ※女性向け内容あり
忍ジャーノ
塾の時間待ちのときに携帯でポチポチと打ったものです。←勉強しろ自分
忍者モノが今ブームなので(私の中で)図鑑所有者達でパロ。力量と文字数足らずで出てこない人もいますが・・・。
あと、何か終わり方が続きそうだけど単発なので続きません。
よろしければ、どうぞ。
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「・・・レッドさん・・・」
夜の帳が落ちた丑三つ時、常盤城の屋根の上でゴールドは呟く。そして一呼吸置くと立ち上がり、瞬きをする間も無く、その場から姿を消した。

とん、と軽い音を立ててゴールドが降り立った先には、ただ一人を除いて仲間の忍達が顔を揃えていた。
「やっぱり、レッドは朽葉忍に捕まったの?」
「ああ、常盤城の真沙羅姫を見逃す代わりにという条件で連れて行かれたらしい」
「レッドさん、侍女に扮して姫の護衛に就いていたんでしたね・・・」
真沙羅姫とは、常盤城の殿の一人娘であり、将来の自分達の主だ。
優秀な忍頭であるレッドも、突然の襲撃に姫の命を盾に取られては下手に反撃をすることも出来なかっただろう。若しくは、穏便に任務を済ませるため(この場合の任務は[殿が帰るまで姫の命を護ること]だ)わざと大人しく従ったのかもしれなかった。
「助けに行きましょうよ、グリーンさん!!」
「あたしからもお願いするったい!!」
「そーッスよ、レッドさんを取り戻しましょう!!!」
イエローやサファイアに便乗して、ゴールドも副頭のグリーンに訴える。一刻も早く、自分達の敬愛するリーダーを取り戻したかった。
「・・・これも忍の世界の掟だ。あいつも、自分が敵の手に落ちたら構わずに見捨てろと、今回の任務に就く前に言っていた」
グリーンは非情に言い放った。
「でも・・・!」
ブルーが尚も食いさがる。
彼女の言いたいことは皆分かっていた。
朽葉忍は常盤の情報を得る為にレッドを拷問にかけるだろう。だが、彼は絶対に、仲間達の情報を売ったりしない。そんなことをするくらいなら何も言わずに死を選ぶ、そんな人間だ。
だからこそ、ブルー達は恐れていた。彼らは知っていたからだ。肉体にも精神にも深い傷を残す拷問を。直接受けたことは無いが、快楽に苛まれ自我を崩壊していく仲間を、何人もこの手で始末してきたのだから。

「でも、「・・・・・だが、」
何とか副頭を説得しようとルビーが発した言葉を、グリーンの再びの発言が遮った。

「”掟”なんて俺達にはあって無いような物だし、”見捨てろ”なんてそれこそあいつの我儘でしかない。
あいつは俺たちに必要不可欠な存在だ。
・・・・だから、取り返すぞ。どんな手を使っても」

先程まで救出に否定的なようだったグリーンの言葉に皆一瞬唖然とするが、意味を理解した途端、一斉に安堵で顔が綻んだ。
「何よ、あなたがなんだかんだ言っても一番心配してるんじゃない!」
ブルーが笑いながら苦無を懐にしまう。煩い、と返したグリーンも、既に忍刀を腰に差していた。
刀、鎖鎌、焙烙火矢、毒薬など、皆思い思いに得意とする武器を装備していく。
全員支度が終わったところで、副頭が今はいない頭の代わりに、いつもの号令をかけた。

「・・・行くぞ!!」

それを合図に、屈強なる忍達は夜闇に向かって飛び出す。

全ては、大切なあの人を奪い返す為に。
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