さくや
日々の出来事や感想、絵や小説(二次創作) ※女性向け内容あり
僕らのスクールライフ 1
学園モノ。設定とか分かりにくいと思いますが、とりあえずスペキャラとアニメキャラは大体皆幼馴染みです。(小学生から一緒にいるので)年齢差とかはあんまり気にせずに。レッド→17歳、サトシ→12歳くらいのつもりで書いてます。

1って言っても続きものじゃないです。
基本一話完結の予定〜(今のところは)
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県立・マサラ学園。
この小中高一貫校のとある一室では、今日も今日とて賑やかな喧騒が響いていた。

「レッドさん!ここの問題はどうするんですか?」
「レッド先輩、この英文何言ってるのかさっぱりっス・・・」
「イエロー、この問いはこっちの公式を使うんだ。教科書の例題のちょっとした応用だから。ゴールド、辞書で文章の単語を少しずつ訳してみろよ。急がなくてもいいから、な?」
その言葉に二人は「はーい」といい返事を返し、大好きな先輩の言うとおりに課題に取り組み始めた。
「大人気じゃない、レッド”先輩”?」
そう話しかけてきたのは、レッドの幼馴染みの一人、ブルーだった。
「茶化すなよ!お前、シルバーの勉強はどうしたんだ?」
「真面目にやってたからね、今は休憩よ。そろそろあの子達も来る頃だし」
「ああ、そういえばそうだな」
二人の言う、”あの子達”とは。
「こんにちはー!すいません、遅くなって!!」
「こんにちは。・・・全く、誰かさんのせいで掃除が長引いて・・・」
「何だよっ、俺のせいって言うのか!?」
「おや、自覚はあったのかい?」
「・・・うぅ〜・・・」
来て早々喧嘩を始める、家がお隣さん同士の幼馴染みコンビだった。
「サトシ、シゲル、皆が集中出来ないからそこら辺で止めときな?」
「レッド先輩!!」
いつものことだが、見兼ねたレッドが二人の仲裁をする。レッドの姿を見つけたサトシは、今までの言い争いなど無かったように、嬉しそうに名前を呼んでレッドに抱きついた。
瞬間、部屋の二箇所から不機嫌なオーラが漂う。
「サトシ、今日は何があった?」
「えーっと、今度の体育祭の選手決めがありました!」
不穏な空気などお構いなく、二人は会話をしている。(他の者は既に巻き込まれないように避難していた)オーラの元はそんな二人を視界に捕らえながら、毒舌の応酬を開始した。

「随分な重役出勤だな。年上を待たせるとは何事だ?」
先手を切ったのは、今まで恋人を後輩に独占されていて、やっと話せると思ったら新たなる後輩にそのチャンスを奪われたグリーン。
「年上?はっ、”敬うべき”だと思う年上は僕の目の前には見た限りいませんが・・・」
後手は、ずっと清掃の時間で会話できず、話せても結局いつもの言い争いになってしまい、あげく先輩に恋人の関心を奪われたシゲル。

「さぁてどっちがより不幸かしらね?」
「グリーン先輩に500円ー!」
「シゲルに750円ー!」
「「ブルー、カスミ、ヒカリ!!賭けるな!!!」」
兄弟と間違われる程そっくりな(実際はイトコだ)容姿をしたグリーンとシゲル。普段は性格まで似て冷静な二人も、昔から一緒にいるメンバーの女性陣の恋人絡みのからかいには叶わないようだった。

二人が怒鳴り、少女達はきゃあきゃあと笑いながら逃げている。
勉強していた者も、珍しく声を荒げている二人と少女達の攻防を面白そうに見ていた。ノリのいいゴールドやハルカ等はやんややんやと声援を送り出す始末。

そんな騒がしさを物ともせず、全身でレッドに甘えているサトシと懐かれて嬉しいレッドは、
「今日は一段と暖かいなぁ」
「そうですねー・・・」
二人だけの世界を形成していた。

「・・・・・平和だなー・・・・」
誰からか呟きが漏れる。それが聞こえた者は、笑って同意した。

マサラ学園は、今日も平和。
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